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デング熱 蚊 [医療・健康]

27日に発生したデング熱ですが、更に2人、感染が確認されたとの発表が厚生労働省からありました。東京都の代々木公園(JR原宿駅近く)で蚊に刺されて感染した可能性があるとのことです。

デング熱は、デングウイルスが原因の感染症で、ワクチンが無く、進行度別の治療方法は下表のようになるようです。

急性疾患現症状の軽減
軽度~中等度経口または点滴での水分補給
重度点滴静脈注射、輸血


熱帯病で、日本では滅多に国内(2014/9/9追記)発生していませんが、約70年前に国内(2014/9/9追記)発生が確認されています。ヤブカ属の蚊、特にネッタイシマカ(人工の水容器を産卵場所することが多い、日本の侵略的外来種ワースト100)、ヒトスジシマカがデングウイルスを運び、これらの蚊は通常、北緯35度から南緯35度、標高1,000m以下で生息しています。

何十年も見られない病気ですので、海外からの持ち込みの可能性が高いとは思いますが、北緯35度はだいたい房総半島南端と京都を結ぶ線ですので、緯度からすると日本のかなり広い地域で生息でき、定着の危険性がありそうです。

運び屋さんの飛行範囲は下表のとおりです。

飛行範囲
ネッタイシマカ100m程度
ヒトスジシマカ15~50m程度


成虫は約1か月生き、その間に4~5回吸血して卵を生んでいき、卵から成虫になるまで数週間というライフサイクルになっているようで、命の受け継ぎが速く、存続力が高そうです。

飛行範囲は100m以下と、かなり狭いですので、数が少ないいまのうちは近づかないことが1つの対策になりそうでしょうか。

早く有効な対策が見つかることを祈るばかりです。

<蛇足>
吸血しないと産卵できないそうですので、どうやらメスに吸われているようです。

(8/31追記)ヒトスジシマカの生息域について、関東地方ぐらいが限界だったのに盛岡市でも見つかったそうです。水場に近づかない、虫よけスプレーを利用する等して注意しましょう。

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