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一酸化炭素 症状 [医療・健康]

昨日、愛知県の飲食店で14名が救急車搬送となった一酸化炭素(CO)中毒が発生しました。

一酸化炭素は、酸素の足りない環境で無理な燃焼(不完全燃焼)をすることで発生量が急増します。当然ながら、閉塞空間においては一酸化炭素も閉じ込められて濃度が高まります。

また、一酸化炭素は赤血球中のヘモグロビンと結合しやすく、一酸化炭素とヘモグロビンが結合すると、酸素のヘモグロビンからの乖離を妨げ、酸素運搬に支障が生じることで中毒にかかると考えられています。

今回の愛知県の飲食店では、店内の七輪で食材を焼いているにも関わらず、窓を閉めきっていたとのことです。

事務所衛生基準規則において、事務所の室内における濃度が空調がある場合10ppm、無い場合50ppm以下とされています。煙の出る料理屋さんではできれば空調のあるところをおすすめします。

一酸化炭素は無色・無臭でそれ自身を感じることは中毒症状が出るまで難しいですが、環境の方に注目しましょう。煙すぎると思ったら、換気されているか確認して利用した方がよいでしょう。

一酸化炭素中毒の症状は頭痛・耳鳴・めまい・嘔気など風邪と似たものに始まり、なんか変だと感じた頃には昏睡に陥り自覚することなく中毒になります。酸欠との違いは血色がよいところで、これはヘモグロビンと一酸化炭素が結合したものの色だそうです。

そういうわけで、自覚でどうにかなるのではなく、予め環境を確認する必要のあるものと認識した方がよいでしょう。

<余談>

先日、羽田空港のモノレール付近にある喫茶店に入ってみましたが、不完全分煙で、パン売り場や喫煙スペース付近の禁煙スペースの席では濃い煙の臭いがしました。

タバコの煙にも一酸化炭素が含まれていて、こちらは中毒を起こすほどではありませんが、タバコを吸わない人の循環器に不当に負担をかけます。

国内線ではありますが、空港でこれでは時代遅れ甚だしく、海外の方が乗り継ぎなどでみられた際は呆れるのではないでしょうか。

喫茶店と書きましたが、実際は飲食スペースを設けているパン屋さんです。そんなところにめずらしく簡単なドリンクバーがあって、またほっとできる感じで良かったので、分煙の方、改善していただけるとありがたいですね。

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