店頭受け取りサービスの充実でショッピングのしやすさ向上

いまや買い物をするとき、お店に足を運ぶ必要が
ありません。スマホやパソコンでインターネット上の
Webサイトにアクセスし、購入ボタンをクリック
すれば自宅や勤め先まで宅配してくれます。

Amazonや楽天市場など、街にあるお店とは
比較にならない品揃えを誇るサービスを使えば、
歩き疲れもせず、しかもお店にない商品が簡単に
手に入ります。

一方、お店の魅力は、実際に商品を見たり手に
取ったりして、気に入ったものを即刻その場で
手に入れられること。

自分で運べるものなら配送を気にする必要が
ありません。100円のお菓子1個ならやはり
街のお店です。

それぞれの良さを合わせて利便性を向上しよう
という動きが日本でもようやく活性化してきて
います。

100円のお菓子の例では単純ですが、例えば
衣類などはいかがでしょうか。

実際自分に合うのか実物を見たいものです。
そこで、街のお店で重ねて鏡で見てみたり、
試着してみたりしますが、自分に合うサイズが
ちょうど無くなっていたら残念です。

そんなときは、インターネットで検索すると、
自分のサイズのものがまだあるオンライン
ショップが出てきて、無事手に入りました。

この流れで困ることが2つあります。

1つ目は大事な実物確認を提供したお店が
1銭にもならないこと。

2つ目は1つのお買い物なのに、街のお店を見て、
検索して、オンラインショップも見てと、手間と
時間がかかってわかりにくいこと。

1つ目はお店の都合なので、買い物する方に
してみればどうでもいいことと思ってしまうかも
知れませんが、お店が衰退すれば実物確認も
しにくくなります。

そこでお店は考えました。自分が持っている
ネットワークを生かして提携しているお店から
在庫を探してあげれば、お客さんに手間を
かけさせずに済むと。

簡単にいうとこんな感じの流れを受け持つ
発想に変えていこうとしているということです。

身近なところではコンビニでこんなことが
起こりつつあります。

ローソン、Amazon
店内に設置されているロッピーという端末から
Amazonの商品が注文できて、ローソン店頭で
受け取ることができる。

セブン-イレブン、そごう
グループのデパート・スーパーの商品を即日
セブン-イレブンの店頭で受け取れる。
（店頭受け取りはすでに可能）

実際のお店を回る充実した配送ネットワークを
持っている事業者を中心に送料不要の店頭
受け取りサービスが拡大していくことでしょう。

今となっては陳腐な表現ですが、リアルの復権
でしょうか。

コンビニの場合はスペースの点から注文は可能
なら自宅で済ませて、サポートが必要な方に
店舗の端末を使わせてあげる気遣いができると
よいですね。

タグ：店頭受け取り Amazon コンビニ デパート スーパー