お酒に弱い人の飲み会での対処

食べ物、飲み物がおいしい季節になってきました。期末の打ち上げや、
もうすぐで忘年会もやってきます。飲み会に参加しなければならなくなると、
お酒が弱い人は少しいやな気分になりますね。

お酒に弱い人は、こんな対策がよく知られています。

・少し食べて空腹を解消した状態で臨む。
・事前に牛乳、ウコン入りドリンクを飲んでおく
・薄めることのできるお酒を注文する
・お酒を控えめにしてソフトドリンクも使って持たせる

普段の会話で本質的にお酒に弱い人がいることを情報共有したり、
自分がお酒に弱いということを知っておいてもらうのも大切ですね。

本質的にというのは、遺伝子が関係します。

アルコールは胃腸で吸収され、血流により運ばれて肝臓に到達すると、
酵素の働きでアセトアルデヒドという悪酔いする原因となる物質に
分解されます。更に別の酵素で酢酸に分解され、最終的に水と
二酸化炭素になります。

お気づきかと思いますが、アセトアルデヒドを分解する酵素を作る
遺伝子の働きが弱いタイプの遺伝子の持ち主は、遺伝子が原因で
お酒に弱いということです。

このタイプの人は、心筋梗塞になったときの心臓へのダメージが
大きくなりやすいとうい研究結果が、米医学誌サイエンス・
トランスレーショナル・メディシン電子版に発表されたようです。

これまでのように、お酒に弱いということがどういうことかだけでなく、
心筋梗塞時の影響が懸念されることも、情報共有しておいた方が
よいでしょう。

タグ：酒 遺伝子 飲み会 心筋梗塞