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強毒性インフルエンザの実験で致死率低下 [医療・健康]

京都府立大の塚本教授のグループで、
高病原性鳥インフルエンザウイルスの
感染によるニワトリ急死のメカニズムが
一部解明されたそうです。

人に有効な薬は開発されるでしょうか。

メカニズムは、血管の収縮が血圧上昇を
引き起こし、その程度が過ぎると急激な
出血・虚血になることで死ぬという
つながりと考えられるとのこと。

実験では、ニワトリのヒナに、ヒトへの
感染例も多い強毒性のH5N1型を感染
させて症状を見たそうです。(これも
命をいただく行為ですね。ヒナさんに
大感謝です。)

ウイルスに感染すると、血管を収縮させる
エンドセリンと、これと対になる受容体が
著しく増加するため、エンドセリンの
阻害薬を投与したところ、致死率が
100%から20%に低下したそうです。

今後の進展に期待ですね。既知の件に
からむことを少し考えてみましょう。

まず1つはエボラ出血熱。教授はエボラ
出血熱にも有効かも知れないとも話された
そうです。

簡単に調べて見たところ、エボラ出血熱の
メカニズムはずいぶん違いますね。

エボラウイルスは、本当にざっくり言うと、
免疫系や防御細胞をだまして破壊して
血管の攻撃までさせて出血に至らしめる
ひどいウイルスのようです。

血圧との関連が不明で、今のところは
教授がどういうお考えで有効性を期待
されたのか不明です。

もう1つは安全性への配慮です。

インフルエンザの薬は、タミフル、イナビル、
リレンザがよく知られており、重要業務に
携わる人の分だけは会社が手配しておく
という対応をする企業もあるようです。

最近の話題で気になるのは、タミフルで、
因果関係が不明なものの、服用者に異常
行動が見受けられることから、原則該当
年齢(10歳以上の未成年)には使用され
ないという話。

こちらの方も是非解明されて、安心して
服用できる薬を開発してもらえると更に
うれしいですね。

これからますますインフルエンザの影響が
強くなります。予防接種、マスクなどで
抜かりなく予防していきましょう。
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