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遺伝子 品種改良 [食べ物]

ジャガイモの中にはα-ソラニン、α-チャコニンという毒素があり、多くが芽の付け根、緑色に変色した皮、損傷部に存在しています。

理化学研究所、キリン基盤技術研究所、大阪大等の研究チームが、「SSR2」遺伝子が作り出す酵素が、コレステロールの合成に関わっていることを発見し、遺伝子組み換えでこの遺伝子が働かないジャガイモを作成したところ、これらの毒素が大幅に減ったそうです。

現段階では遺伝子組み換えでの実現が期待できるぐらいかと思いますが、目標が定まることで、ゆくゆくは品種改良で毒性の低いジャガイモができるとよいですね。あるいはもっと長い目で、遺伝子組み換えの安全性について確証が得られると、より安価に新たな作物が手に入ってよりよいかも知れません。

ジャガイモの毒素を避けるために、次の点に注意しましょう。

・収穫、購入のあと、なるべく新鮮なうちに食べる
・保存しなければならない場合は、冷暗所に置く(高温、明所では発芽しやすい)
・発芽しなかったからといって親芋は食べない
・黄緑、緑色に変色した部分は食べない
・芽、芽の付け根部分は確実に取り除く
・小さいものは食べない
・地中の浅い部分にできたものは食べない

なお、熱によっては分解しないそうです。また、可食部にも緑色に変色した部分の13分の1程度含まれますので、食べ過ぎにも要注意でしょうか。

ジャガイモも旬(秋獲り)の時期にかかりましたが、気を付けておいしくいただきましょう。

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